もう1年やることになる人
▶︎ 何も考えずひたすら押す
滑り止めに行く人
▶︎押してダメだとわかっても更に押す
第1志望に合格する人 ▶︎ ?
R塾代表の宮本智です。
今回の記事は、アドバイスを受けたのに、大して続けることもせず、何かと理由をつけてすぐやめてしまう人を対象にはしていません。
自分に向いている学習法や環境などを探すのは悪いことではありませんが、そこそこで考えるのを切り上げて、ガツガツ進むのは大切なことです。
ここでの話はそういった低いレベルではなく、より高い次元の話です。
本当に頑張っている人がより成果を出すにはどうするかという前提で進めます。
例えば、英語の勉強として一生懸命に単語を覚えているだけの人は、長文や文法問題でも単語に頼って文を読んでしまいます。
ひどい人になると知らない単語が出てくると辞書で調べないと落ち着かず、「それさえわかれば」などと考えたりします。
高校受験と違い、大学受験では知らない単語は必ず出ます。単語は単語帳で十分なので辞書は必要ありません。
精読に力を入れている人は、文の構造がわからないと落ち着きません。
「ここの主語はどれだ」「このthatは同格か関係詞か」などと考え過ぎることと、解答できるのは別問題です。
「速読できない」といった悩みのほとんどは速読ではなく迷っている時間が長いのです。
それはいかに速読力を鍛えるとか言って眼球を早く動かしても雑読になっていくだけで、百害あって一利なしです。
長文もひたすら和訳して何とかできると思っているとか、レベル別の問題集をどんどん進めればいずれ過去問を一発で解けるレベルになると信じたりします。
そんなに単純ではありません。
真面目な人や「努力・根性」で勉強している人が陥りがちなのが、ひたすら押して何とかするという考えです。
もう今やってる方法では限界が見えているのにそのまま数こなせば何とかなると考えています。
もちろん数をこなすことは大切ですが、自分自身をモニタリングすることもなく、ただ人に言われたことをやり続けているのです。
特に大学生講師にありがちですが、あなたの話を聞かずに語られる自分の受験経験のみの狭い見識からのアドバイスなどは、貴重な時間を使って従う価値などありません。
それなら受験術の本を自分で読んで実践する方がまだ効果があります。
(これもそんなに単純に行くわけではありませんが)
体力のつくものを取り入れるだけでなく、それを奪うものを取り除くイメージで、今取り組んでいることを一旦見直しましょう。
雑念を放出するのと同じ要領で紙に書き出してみるのです。
余計な力を抜くと、これまでしっかりやってきた人ならなおさら別角度で物事を捉えられます。
考えていること、行なっているもので不必要なことを辞めてしまうことで、
限界を超えることさえもあります。
自分がやっていくことが小さいレベルでも大きいレベルでも行き止まりにたどり着いたと感じたなら、視点の変更を行うべきです。
力を抜いて俯瞰することで見えてくるのです。
それもまた知性の成せる技なのです。
第1志望に合格する人
▶︎ 押してもダメなら引いてみな!
48時間以内に実行
力を入れすぎているものがないか各方面で確認する