28. 参考書など書籍を買ったら1

参考書など書籍を買ったら1

もう1年やることになる人
▶︎ 最初からじっくり読む

滑り止めに行く人
▶︎ 目次をまず読む

第1志望に合格する人 ▶︎

 

R塾代表の宮本智です。

参考書などを買ったらどう読むか。

 

焦る気持ちはわかりますが、最初から何ページやるとか計画があってもいきなり始めてはいけません。

 

そこでまず目次を読めというアドバイスをよく聞きます。

なんでも、全体像をつかめるので良いそうです。

しかし、実際やってみるとわかりますが、それをやっても実はピンときません。

確かに私も目次をまず読むこともありますが、それは自分がある程度知っているジャンルのみです。

ただ文字が並んでいてもそれは著者など他人が整理したものであって、自分が整理したものではありません。

 

自分の頭で物事を整理するには前提知識やその書籍の内容だけでなく、腑に落ちるまでの時間が必要です。

これから新しく得る知識に関しては全体が自分の中で形成されていないため、目次に出てくる言い方や単語そのものがピンとこないのはそのためです。

 

そこでお勧めするのが、ペラペラめくりながら全体を通して見ることです。

1ページ目から読み始める前に、何周かしておくのです。

 

まず1周目は欲張らず、「第〇章」の部分のみを見て、大きい枠だけ確認します。挨拶みたいなものです。

そこでイラストや図が目に入ることもありますが、あまり気にせず、

「そのうち理解して記憶してしまうんだろうな」ぐらいに止めておきます。

やってみるとわかりますが、目次だけを確認するよりも中身を掴める感じがします。

それは、整理された大枠の情報を読まねばならない目次のみよりも、考える時間の余裕があるからです。

本の厚さにもよりますが、これは1分~3分で行えば十分です。

ここで一旦本から離れて、第何章のタイトルに何があったか思い出したりすると効果的です。

 

2周目として第〇章の次に大きい枠を見ます。「1.」とか「四角に入った1」かもしれません。

まだ記憶する必要はありません。

トピック(見出し)として目でみて確認すれば良いのです。

これは5分~10分を目安で行います。

 

その後3周目として、第〇章やトピックを意識しながら強調されている部分などを確認すれば良いです。

「第〇章」やイラストなどはこの時点で見るのが3回目となるので、出会った頃と違って楽になっている感覚があるでしょう。

全てのページまで見たらそれである程度の自分マーキングが完成です。

 

参考書を買って開いた最初の30分程度は、以上のことを行うと頭の中にが出来上がり、そこに情報を入れていくことができます。

整理されている感覚です。

以前と違い、挫折するような感じは少ないはずです。

「枠」が入っているため、細分化でき、全部わからないとは言わないでしょう。

 

全体像を先に掴んでいるため、あとは計画立てて最初から進めるか、必要な部分から進めていけば良いのです。

読み終わった後は、目次も役に立つでしょう。

 

第1志望に合格する人

▶︎ まず頭の中で大枠を作るため、短時間で3周する

48時間以内に実行

既に完了した参考書を目次で復習し、
今やっている参考書を途中からでも最後までパラパラめくるを繰り返す