英検®2級・準1級リスニング対策でつまずく理由は?高校生の現場指導から見えてきた“聞けない理由”と改善策を、宮本講師の視点で解説します。
はじめに|「聞き流してるだけ」では伸びません
英検®のリスニング、あなたは何を意識して聞いていますか?
生徒に「毎日聞いてるのに伸びません」と言われて音声を確認すると、“ただ流してるだけ”になっているケースが多い。
しかも、「英語で話されると焦ってしまう」「なんとなく聞いて、答えを選んでる」という状態では、当然スコアは伸びません。
今回は、高校生のリスニング学習でよくある“5つのミス”と、それを正す具体的な習慣を紹介します。
宮本講師が見てきた「典型的な5つのミス」
❌ ① 英語音声を“BGM化”している
→ 聞いてるようで、内容は全く入ってない。集中力が切れていて「ながら勉強」状態。
❌ ② シャドーイングせず、ただ再生している
→ 音の形に注意せず、単語が見えてない状態でスルーしている。
❌ ③ 聞き取れない単語をそのまま放置
→ “意味がわかる”と“音で聞き取れる”は全く別の力。語彙チェックしていない。
❌ ④ 聞いた内容をメモしない
→ 特に2級・準1級では「細かい数字や選択肢の言い換え」を記憶しないといけない。
❌ ⑤ 問題集をやって終わり
→ 「正解したかどうか」で判断して復習せず、「なぜ聞き取れなかったか」分析がない。
よくある質問|FAQコーナー
Q. 毎日聞いてるのに伸びないのはなぜ?
A. 「聞く目的」が曖昧だと、脳が情報を拾ってくれません。
まずは1日1フレーズでも良いので「聞いた英語を書き起こす・発音してみる」など、能動的に関わる作業が必要です。
Q. ChatGPTでできることは?
A. スクリプトの確認や、ディクテーション(書き取り)の正解チェックに活用できます。
この音声のスクリプトを表示して。
→ 書き取った文章と比較し、間違いの分析へ。
また、シャドーイング後に「発音どうだった?」とフィードバックを求めると、音声評価も可能です。
Q. どの教材がおすすめ?
A. RiSE by R塾では、以下の組み合わせを推奨しています:
- 英検®公式問題集(2級 or 準1級)
- ChatGPTと連携した聞き取り練習
- 1問ずつディクテーション+シャドーイング+Q&A音読
今週のリスニング強化ワーク
🎧 今日から始める5分ループ練習
- 英検®2級リスニングPart1(短文)を1つ再生
- ストップして書き取り(=ディクテーション)
- ChatGPTにスクリプトを聞いて、比較・修正
- 正しい音読を3回
- 「なぜ聞き取れなかったか」を1文でメモ
→ この5分ループを 1日1問だけ やるだけで、2週間後には「音のパターン」が身体に入ります。
宮本のひとこと
「リスニングは“耳”より“口”で伸ばす」
音を“理解する”前に、“再現できるか”がカギです。ChatGPTとの対話や録音をうまく使いながら、“再現可能な音”を増やしましょう。
次回予告
次回は:
「ChatGPTの音声機能は本当に使える?FAQに全部答えます」 をお届けします!
重要なおことわり
※ ChatGPTをアプリで利用する場合は、必ず OpenAI社公式アプリ を使用し、保護者様の許可 を取ってください。
※ 入力には 氏名・住所・電話番号・学校名・クラス・顔写真 など、個人を特定できる情報を絶対に書き込まないこと!
英検®は公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。